ナズナ

ナズナの名前にまつわるお話し。

ナズナは漢字で書くと「薺」というものすごく難易度が高い文字になります。語源は上の表に書いてある通りですが、別の説もあります。ナズナは春に成長して花をつけ、夏には枯れてしまうので「夏には無い」→「夏無(なずな)」が語源という話しもあるようです。夏無なら簡単な感じだから書きやすかったのに、と国語が不得意だった私はつくづく思います。

ナズナの別名はぺんぺん草。

慣用句に「ぺんぺん草も生えない」という言い方があります。土地がとても痩せた(植物の栄養が無い)荒地のことを指す言葉です。が、ぺんぺん草も生えることが出来ないような場所はいったい日本のどこにあるのでしょうか?と真剣に考えると少し疑問です。そういう土地は除草剤を撒いた地面とか重金属汚染された場所ではないか?なんて考えてしまいますが、実際の土地を見て「ここはぺんぺん草も生えない土地だよね」と会話している風景は、誰か見聞きしたことありますか。

想像するに「ぺんぺん草も生えない」は「佐賀人が通った後はペンペン草も生えない」とか「近江商人の通った後はぺんぺん草も生えない」という慣用句がありまして、佐賀人も近江商人も徹底して無駄なことをしないことを表現しているようなのです。

昔の佐賀藩では藩の財政立て直しのために倹約を推奨して貯まったお金で新技術導入をしたり教育に力を注いだりしたそうです。その倹約のために生えているぺんぺん草も採って食べたとか。ナズナは春の七草のひとつなので食べられますから、佐賀藩の人が食べちゃったからぺんぺん草も生えていなくなったとか。

近江商人もも仕入れたものは残らす売りさばくことに徹底していたので、無段が出なかったそうです。

ちなみに私も倹約オタクです。そのくせ以前買ったことをすっかり忘れて、同じものをまた買ってしまう無駄はよくあるのですが。。

そういうわけで、ナズナは我が家の庭にも立派に成長して、今年も撫でたいほどかわいい花を咲かせました。



京都市桂坂 植物図鑑

京都市西京区桂坂で見つけた植物を紹介します。

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