セイタカアワダチソウは、1970年代ぐらいには悪い雑草の代名詞みたいになっていまして、今なおその風評被害が続いている気の毒な植物です。昔は野原一面にセイタカアワダチソウが繁茂した風景を目にしました。人の背丈より高い邪魔な雑草が生えまくっていると、そう洗脳された目で眺めると、そう見えてしまうのですが、今ではだいぶ他の植物に混じって生える「セイタカアワダチソウという外国草の市民権」が日本でも生まれて来たのか?とも感じるようになりました。
実は大迷惑だと言われたセイタカアワダチソウは、人の役に立つことも多々あるんです。
例えばセイタカアワダチソウを使った草木染。
一昨年この植物を使った草木染を小学校の総合学習で行いました。事前に染色に詳しい住民のひとりに試し染してもらったら、見事に美しくも品のよい黄金色に輝く布ができたので、これを地元桂坂小学校開校30周年の生徒作品にいたしましょう!というノリになり、早速行動を開始しました。
私は草木染をあまり知らないから、その時には分からなかったけど、セイタカアワダチソウ染めは、単純にこの草から黄色い液体がにじみ出て布にへばりつくわけじゃなくて、アルミニウムと化学反応を起こして黄色く発色させるという離れ業が必要なのでした。
そのために大人数集めて、背の高いセイタカアワダチソウを切り刻む係や、お鍋でグツグツ煮る係、そこから煮だした液体をくみ取り、布に浸して、水でよく洗って、アルミニウム溶液に浸してまた洗ってから干す、って感じで、もうその当日は朝からてんやわんやの状態で。なんとかこんな感じの染め上がり作品約100枚を作り上げました。
この布は袱紗として30周年の記念品としたらいいやん!
そんなご意見を受けて小学生も一生懸命になって綺麗な作品作りに奮闘しました。
かつてはなぜか人々には嫌われて刈られて捨てられる、厄介モノのセイタカアワダチソウなのですが、こんなに美しい染めものができるって、ご存じでしたか?
草は見かけによらないものなんです。
生徒も先生も参加した住民もみんな興奮して熱中したセイタカアワダチソウ染めの一日でしたが、もしもう一回アレをやって!って頼まれたら、
もうカンベンして欲しい! わたしゃ疲れたよ。。ホント。と言いたいです。
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