ヒメツルソバは写真のようにかわいい花をつけ、目を楽しませてくれる上に、この上なく優しい花言葉も備えた植物。なのに生態系被害防止外来種リストのひとつという実に不名誉な肩書きをつけられてしまった気の毒な植物なのです。
元々は観賞用に海外から日本に持って来た外来種で、世話しなくても育って増える「ほったらかしガーデン」にうってつけの植物だったから、岩を敷き詰めて自然の荒々しさを愛でるような庭のアクセントとして重宝されたのがどうもヒメツルソバの日本での出世ストーリー。
ところがほったらかし育ちが得意という能力が災いして、ヒメツルソバはさらに自由を求め、新天地へと脱走してしまったのです。
道端のアスフファルトの隙間とか、道路縁のU字溝の合わせ部とかに潜り込み、そこに根を張って蔓を活かして巧に茂って増殖を繰り返すから、上述の汚名をいただくこととなってしまいました。
しかしヒメツルソバもなかなかやるもんです!
持ち前のかわいらしい花を人間に見せびらかし、「あーこの草かわいいから抜かないで残しましょうよ」とか、クリーンデーでの草抜きでも魔の手から見事逃れ、さらに増殖に走ることができちゃっているのです。いやさすがに「カワイイ」はどの世界でもお得!なんですね。果たしてヒメツルソバはそういう人間のかわいいに弱いという性質まで分かってこんなカワイイ戦略を取っている・・・のではなくて単なる偶然だと思いますが。
ともあれ、どんなに生態系被害防止外来種リストで叩かれようと、これからもきっとヒメツルソバは持ち前のかわいらしさで日本での子孫繁栄に突き進んで行くこと、間違いないでしょう。
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