ギシギシ

ギシギシの教え・・・ちゃんと調べなきゃ駄目でしょ!

小学校のビオトープにギシギシが生えていました。一見してそれがギシギシだと分かるのですが、小学校のビオトープには外国から種がなんかに付いて持ち運ばれて来て、ここで生えて繁茂しているような「外来種」がいっぱいあるから「たぶんあのギシギシも外来種ちゃう!?」と、勝手にそう思ってしまいました。

それでネットで簡単に外来種のギシギシを調べてみたら、アレチギシギシの写真が見つかって「あ!これじゃん!」と納得してしまいました。今までけっこう「アレチなんとか」という名前のついた在来種と思いきや実は外来種だった植物が多く身の回りにあった経験があるので、きっとこのギシギシもアレチギシギシという外来種だと、勝手にそう信じてしまったのです。

ところが「これアレチギシギシじゃないじゃん!」と、写真を見た当ブログの共同執筆者から指摘されたもんだから・・・焦りました。焦ると本当に汗が出るんだなぁ、ってことも分かりました。

気持ちを入れ替えて、写真を撮った場所にもう一回行って、葉や種を写真に撮り、こんどは共同執筆者のひとと共同で同定作業したところ、ギシギシには主に「ギシギシ」「ナガバギシギシ」「エゾギシギシ」「アレチギシギシ」あたりがけっこうどこでも見つかるらしいことが分かり、写真撮影したものは、ひとつはナガバギシギシ、もうひとつは、さんざん議論した結果、正真正銘のギシギシだとなりました。

ギシギシの同定は、葉の形、実の付き方、実の形などでやっていくことも、この騒動で学びました。まさにギシギシを極めた!と思いました。

でもギシギシの仲間には、ギシギシモドキとか、別のギシギシとの交配種もあるらしいので、けっこう調べていくと奥が深いです。

ただ、ギシギシは「ギシギシ鳴る」というのが語源らしいのですが、まだどうしたらうまくギシギシ鳴らすのか、そこの研究が足りていません。

また引き続きギシギシを調べていきたいと思います。

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