カタバミについての雑感3種
1.カタバミの種の飛ばし方
カタバミは花が終わるとオクラを小さくちいさくしたような実ができます。この実を指でつまむように触ると、中から小さな種がピシピシッって飛び出してくるのを眺めて楽しむ風流ってものがあると思います。触っても種が飛ばなかったらその実はまだ熟していないから、もうちょっと古くなった感じの実を選んで種を飛ばせます。そうすることでカタバミの実を見る目が養え、そのうち実を見ただけで「この実は飛ぶな!」と分かるようになれます。
せっかくだから種がどのように飛ぶかも観察したい欲求に駆られますが、観察するときにはメガネをかけましょう。でないと、目にカタバミの種が飛び込みますよ。経験者だから分かるんです。
2.オッタチカタバミを見つける
ふつうのカタバミは地面を這うように成長しますが、そうでなくて地面から、まさに「おっ立っている」カタバミがあります。だから高さは20センチとか、高く「おっ立った」カタバミが見つかったら、きっとそれがオッタチカタバミだと思われます。
オッタチカタバミの名をつけた人は、なぜタチカタバミではなくて、わざわざオッタチカタバミに名付けたのか・・・オッタチカタバミを見ていると分かるような気になってきます。
だいたい「おっ立ち」という表現は、普段は横になっているものなのに、立っているので、その立った姿を見るのがおかしいとか、恥ずかしいとか、びっくり!みたいなことを強調して言うときに使うわけでして、辞書では「髪の毛がおっ立つ」などの例題が書いてありましたが、髪の毛以外の部位でも普段立っていないものが立っているのを見たときに、そういう言い回しを使ったりします。
オッタチカタバミも、地面を這っている姿がふつうなのに、その中に混じってビヨ~ンって、まるで天に向かっておっ立っているヘンなカタバミが見つかったから、きっと名づけ親はその姿がそうとうおかしかったのでしょうね。
3.四葉のカタバミを探す
四葉のクローバーは見つけるのがけっこうたいへんですが、さらに上級者編なのが四葉のカタバミを探す!なのです。
でもよく探し回ると、四葉のカタバミも発見されることがあります。
ではみんな元気に四葉のカタバミを探し回ってみてください。
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