花言葉が前向きなのに比べて、この植物のおかれた状況は悲惨としか言いようがありません。特定外来生物という指名手配!になってしまっていて「見つけたら駆除しなさい」「もし栽培したら罰金ですよ・・・」と外来生物法で、まさに特定された指名手配植物なのです。
ここにその説明が書いてあります。
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オオキンケイギクについて - 九州地方環境事務所 - 環境省の資料へのリンク
この植物が日本入ってきた経緯は有用植物として主に種が大量に輸入され、荒地を花畑に変えるワイルドフラワーとしてでした。その当時は種をばら撒くだけで肥料もやらずにどんどん綺麗な花を一面に咲かせてくれる良い植物として迎えられましたが、持ち前の強い繁殖力が災いして、増えすぎて、日本在来の他の植物を脅かすようになってしまい、生態系に懸念を生じさせてしまい、ついに特定外来生物に指定されてしまいました。
オオキンケイギクはキバナコスモスとよく似た花で、春の花々が散るころに咲き出して、道端や野原を美しく黄色の花畑にしてくれるので、刈り取って駆除してしまうのが惜しいような気もしますが、日本の生態系のためなら、実力行使もしかたありません。
もし駆除したのなら、花を摘み取って煮て染料にする活用法があります。
煮だしてそのまま木綿などに染めることができ、焙煎液を使えば色の変化を楽しむこともできます。
ちなみに下の写真は桂坂小学校の4年生に特定外来生物を教え、その後なぜか校内に生えてしまっていたオオキンケイギクを全部刈り取り、その花を摘んで煮て草木染で紙の紐を染めたものです。
このように様々な色彩に仕上がりました。
このようにすれば、駆除されるオオキンケイギクも無駄にはならないでしょう。
オオキンケイギクで何かクラフトに挑戦する場合、違法にならないように気を付けなければなりません。たとえば生け花は切っても枯れるまで生きていますから法律違反になってしまいます。刈ったら乾かすとか煮てしまわなければなりません。
草木染をする場合、下の徳島県立博物館のサイトが役立つと思いますので参考になるようリンクを貼っておきます。
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特定外来生物「オオキンケイギク」の取り扱いについて
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